日本を代表するプロe-sportsチーム「ZETA DIVISION」にEMOTORSPORTS部門が設立された。今回は、この加入メンバーを解説する。
EMOTORSPORTS部門について

EMOTORSPORTS部門は、eモータースポーツを専門として戦う集団となっている。
近年eモータースポーツは盛り上がりを見せている。
その中でも代表格である「グランツーリスモ」シリーズは、『Gran Turismo World Series(GTWS)』という大型の大会を開催している他、FIA(国際自動車連盟)とも連携しオリンピック委員会主催のeスポーツ大会に採用されており、かなりの影響力を持っている。
ZETA DIVISIONはこのeモータースポーツの将来性を見据えてこの部門を設立した。今回の加入メンバー「宮園 拓真」, 「鈴木 聖弥」, 「菅原 達也」, 「森 龍太郎」は全員グランツーリスモのプロとして採用された。
宮園 拓真 / Takuma Miyazono
名前 | 宮園 拓真 |
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生年月日 | 2000年1月6日 |
得意コース | レッドブル・リンク |
グランツーリスモの競技シーンで欠かせないのがこの選手「宮園 拓真」。GT7以前の競技シーンから多くの優勝経験を持ち、今年(2025年)の『GTWSマニュファクチャラーズカップ』でもSUBARUチームとして優勝を果たした。
ZETADIVISION加入前はSCARZに所属していた。
現在はTOYO TIREの社員ドライバーとしても活動を開始しており、そのスタートとして今年(2025年)8/16(日)のニュルブルクリンク耐久シリーズ「NLS6」にも参加する。このレースはドイツのニュルブルクリンクで開催されるガチの実車耐久レースで、プロドライバーとしての活躍も見ものだ。

GT7のゲーム内にも登場するので、そこから知った人も多いのではないでしょうか(・∀・)
eモータースポーツと言われたら真っ先にこの選手が思い浮かびます!
【激熱】FIAGTC ネイションズカップ2020最終ラップ
2020年、シドニーで開催された世界大会『FIAGTCネイションズカップ決勝』での熱い戦いだ。
決勝戦ファイナルラップ、オーストラリア出身のC. N. Latkovski(コディー・二コラ・ラトコフスキー)と宮園拓真がトップ争いをしているシーン。
コディーによるアウトからの猛追を振り切り、なんと0.032秒という僅差で宮園拓真が優勝を飾った。

30Lapあるレースですが、その勝敗を0.1秒にも満たない一瞬が左右してしまう厳しい勝負の世界です!最終コーナーでのサイドバイサイドが映画のような名シーンとなっています!
鈴木 聖弥 / Seiya Suzuki (CRV)
名前 | 鈴木 聖弥 |
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生年月日 | 2003年12月30日 |
得意コース | 鈴鹿サーキット |
「2023全国都道対抗eスポーツ選手権 KAGOSHIMA一般部優勝」,「GTWS World Final 2023 Nations Cup準優勝」といった実績を持つトップドライバー。
「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2020 KAGOSHIMA 少年の部」で準優勝。若くして抜群の走りのセンスを示し、その才能を広く知らしめた。
日本最大級のeモータースポーツ大会JEGTに「EVANGELION e-RACING with 広島マツダ」のメンバーとして参加(このチームには宮園拓真もいた)。2023年の本大会では、体調不良で決勝には参加できなかったものの見事優勝を果たした。
菅原 達也 / Tatsuya Sugawara
名前 | 菅原 達也 |
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生年月日 | 1997年6月28日 |
FIAGTCにて、2018年, 2019年, 2021年三度もワールドファイナルに参加しているのがこの選手。2021年に関してはマニュファクチャラーシリーズにて3位を獲得している。
また、日本からは宮園も参加した「Porsche Gran Turismo Cup Asia Pacific」にて優勝を果たした。
強靭なメンタルで安定した走りを魅せる選手だ。
森 龍太郎 / Ryutaro Mori
名前 | 森 龍太郎 |
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生年月日 | 1997年3月15日 |
「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2019年, 2020年 決勝戦進出」している選手。また、この大会では東京代表として選出されており、倍率の高い地域で選出されたエリートドライバーだ。
今後どうなる?
現在はグランツーリスモのみのEMOTORSPORTS部門だが、この部門の活躍とこれからのeモータースポーツの盛り上がり次第で他のタイトルからも選手が加入するかもしれない。

『iRacing』やEsportsWordCupにも採用された『Rennsport』といったタイトルは期待があるかもしれません!
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