今回は、フォートナイトにおけるFPSドロップの改善策の一つとして『メモリの交換・強化』を解説していく。

実際にこの方法で改善しました!取り付け方法やおすすめのメモリまで一気に解説していきます!(。・ω・)ゞ
FPSドロップとは?

FPSドロップとは、ゲームや映像の描画が一時的にカクついたり遅延したりする現象のことを指す。高負荷な処理が行われる際に、急激にFPS(フレームレート)が低下し、ゲーム中の不快感に繋がる。
フォートナイトにおいては、以下の場面で特にFPSドロップが起こりやすい。
- 待機島
- バトルバスからの降下直後
- 都市部(ティルテッド・タワーなど)
- ストームの動き出すタイミング
- アプデや新シーズン開幕直後
- リプレイモード
- ハイレベルマッチの中盤~終盤にかけて
今回は、これに対して「メモリを交換・強化」する方法でアプローチして行く。
メモリを強化する意味
そもそもメモリ(RAM)は、PCが一時的にデータを保存し、作業をスムーズに進めるための作業台のようなものだ。
→RAMの容量が少ないと、机が狭すぎて作業が詰まり、カクカクする。
メモリを強化することによって、同時にできる処理の数が増える。簡単に言えば、フォートナイトと同時にVALORANTやマインクラフトを開いていても問題なくプレイできるということだ。(少し飛躍した話だが…)
スペックの確認方法
まず、自分自身のPCのメモリ性能を確認する必要がある。32GBほどあれば問題なく動くと考えられる。
Windows10の場合
Windows10でのメモリ容量の確認方法を以下に示す。
- タスクバーの空白を右クリック
- 「タスクマネージャー(K)」をクリック
- パフォーマンスを選択

この手順で操作を行うと、上の画像のような画面が表示される。この画像のPCは16GBのメモリが装着されていることがわかる。
Windows11の場合

- タスクバーの空白を右クリック
- 「タスクマネージャー」をクリック
- パフォーマンスを選択
この手順で操作を行うと、上の画像のような画面が表示される。この画像のPCは8GB(DDR3)のメモリが装着されていることがわかる。
メモリの選び方
容量
まず、自分の使用用途で使い分けるといいだろう。
容量 | 使用用途 |
---|---|
8 GB | 軽作業や動画視聴 |
16 GB | ゲームや動画編集 |
32 GB 以上 | ゲームの配信や録画 |
規格
マザーボードの規格に対応しているメモリを選ばないと、そもそもメモリを挿すことが出来ない。現在使われている規格としては、「DDR4」と「DDR5」が多い。(DDR5が最新の規格)
クロック周波数
同じ規格と容量のメモリでも、クロック周波数(データ転送速度)が異なるものがある。例えば、3,200MHzと5,600MHzであれば、5,600MHzの方が高周波でデータ転送速度が速く高スペックと言える。
メモリの交換方法

ステップ1:対応メモリを確認
まず、PCに対応しているメモリの種類(例:DDR4、DDR5など)を確認しよう。規格は購入したPCのマニュアルや、メーカーのサイトに記載されているはずだ。
ステップ2:電源ケーブルを外す
PCの電源を完全にオフにし、電源ケーブルを外す。可能であればその他のケーブルも全て取り外そう。(作業がしやすい)
ステップ3:静電気対策
静電気によりPCのパーツを破損させる可能性がある。静電気防止リストバンドを使うか、金属(PCケースなど)に触れて体の静電気を逃がすといいだろう。
ステップ4:PCケースを開ける
デスクトップPCの側面パネルを外す(多くのPCはプラスドライバーでネジを外す)。
ステップ5:メモリスロットを確認し装着
メモリスロットはマザーボード上に並んでおり、通常は2〜4スロットある。空きのスロットがある場合はそのまま差し込んで問題ない。
- スロットの両側のロック(クリップ)を外側に広げる。
- メモリの切り欠き( notch)がスロットの突起と合う向きで差し込む。
- 垂直に強く押し込み、カチッと音がしてクリップが閉まれば装着完了。
ステップ6:動作確認
PCケースをもとに戻し、ねじを締める。電源ケーブルや、その他取り外したケーブルも元に戻す。
PCを起動したら、「タスクマネージャー」を開きメモリが正しく認識されているか確認しよう。
おすすめのメモリ
【DDR4 コスパ最強】Crucial PRO DDR4-3200
ブランド名 | Crucialr |
---|---|
規格 | DDR4 |
容量 | 16 GB x 2 (32 GB) |
メモリ速度 | 3,200 MHz |
Crucial(クルーシャル)は、アメリカの半導体メーカー「Micron Technology(マイクロン・テクノロジー)」が展開するコンシューマー向けブランドだ。PCパーツで知られており、特にメモリ(RAM)で高い評価を得ている。
このメモリの特徴は、ヒートシンク付16GBx2という性能で1万円を切っているところだ。ヒートシンクはメモリの放熱性能を高めるパーツで、長時間のPC使用にも耐えることが出来る。
【有名ゲーミングブランド】CORSAIR VENGEANCE LPX DDR4-3600MHz
ブランド名 | CORSAIR |
---|---|
規格 | DDR4 |
容量 | 16 GB x 2 (32 GB) |
メモリ速度 | 3,600 MHz |
超有名ゲーミング周辺機器メーカーから発売されているのがこの『VENGEANCE LPX』。
高品質なヒートシンクが搭載されており、放熱性能も抜群だ。また、「CORSAIR」というブランドが多くのゲーマーからの支持を受けているため、信頼性が高いところも魅力的だ。
3,600 MHzのメモリチップ規格となっているため、先ほど挙げた『Crucial PRO CP2K16G4DFRA32A』よりも若干早く、DDR4の規格の中でもメモリ速度が速い部類となっている。
【超高性能ハイエンド】CORSAIR DOMINATOR TITANIUM DDR5-7200MHz
ブランド名 | CORSAIR |
---|---|
規格 | DDR5 |
容量 | 24 GB x 2 (48 GB) |
メモリ速度 | 7,200 MHz |
現行で発売されているメモリの中で、超高スペックの物を使いたいならばこの『CORSAIR DOMINATOR TITANIUM DDR5-7200MHz』をおすすめする。
最新のDDR5規格かつ7,200 MHzということで、これ以上ないほどの高性能を発揮している。これより上位の7,600 MHzのモデルもあるのだが、環境によっては動作が不安定になるというレビューも見かけた。そのため、このモデルにするのが現状安心して最高水準のスペックを出すことができるだろう。
RGBのライティングもあるので、中身の見えるPCケースを使用しているとかなり綺麗になるだろう。
ハイエンドモデルということでかなり高額となっているが、限界まで性能を底上げしたい方やPCに興味がある方におすすめしている。

ロマンしかないメモリです!金額的に僕には手が出せないです…( ̄^ ̄゜)
【DDR5コスパ最強モデル】Crucial PRO DDR5-5600
ブランド名 | Crucialr |
---|---|
規格 | DDR5 |
容量 | 16 GB x 2 (32 GB) |
メモリ速度 | 5,600 MHz |
最初に紹介したCrucial(クルーシャル)のDDR5モデルがこちらの商品である。DDR4の二倍の帯域幅を持っており、5,600MHzとかなりのメモリ速度だ。DDR5の中ではかなり良心的な価格設定となっており、コスパ抜群だ。
まとめ
今回はFPSドロップに対して、メモリを強化することによってアプローチしていく方法を解説した。
この方法で確実に解決する訳ではないが、ハードウェア的にメモリの強化をしておいた方が快適にプレイできることは確実だ。
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