今回は、『Fortnite』における機種別の入力遅延の差を比較、解説していく。
遅延ちえんとは?
「遅延」とは、ボタンやキー入力をした後、建築や武器選択などの動作が実際に行われるまでにかかる時間のことである。
この遅れが少ないほど素早い反応ができ、有利に戦うことが出来る。特に、建築の張替えの際に差を感じやすいと思われる。どれほどpingが低く回線がよくても、どれだけフレームレートが高くても、デバイスで起こる遅延があると張替え勝負が難しい局面がある。
※今回解説する遅延は、回線によるものではなく、デバイスの特性によって起こるものを示す。
デバイスごとの比較
機種 | 反応速度(ms) |
---|---|
PC | 機種次第 |
PS5 | 2ms~4ms |
PS4 | 5ms〜8ms |
Xbox X, S | 2ms~5ms |
Nintendo Switch | 15ms~30ms |
スマートフォン | 機種次第 |
あまり入力遅延の情報は、公式や開発元から公表されていないため、レビューや海外の検証結果から平均的なものを導出している。上の表に関してはあまり鵜呑みにしないでほしい。
PC
反応速度を極限まで高めたいならばPCを使うことをおすすめする。複雑な設定もあるが、大多数の上位競技勢はPCを使用している。
PS5
PS4より入力遅延が大きいという海外の測定結果も一部みつかったが、気にならない遅延で、フレームレートの差もあるため、PS4よりはPS5の方が優秀と言える。
直挿しと言われる、キーボードやマウスをUSBを使い使用する方法があるのだが、そちらは入力遅延を感じる程度に反応が遅い。
PS4
プレイして違和感のない程度である。反応速度を早くする方法も存在するので試してみてほしい。
こちらもPS5と同じくキーボードマウスの入力遅延がかなりある。
自分もPS4でキーボードマウスを使っていた時期があったのですが、PCと比べるとキーマウはかなり遅延があると感じました。
CSのプラットフォームにはキーマウがあまりいないので、CS限定大会などで有利な面もありますが、コントローラーを使うことをお勧めします!
Xbox
Xboxシリーズは反応速度は気にならない程度に早く、フレームレートも120とかなり出るため、コンソールの中でおすすめできる機種だ。Xboxの開発元がMicrosoftなだけあり、PCとの相性のよいコントローラーも多い。その点もおすすめできるポイントだ。
キーマウ直挿しの入力遅延もあまり無いようだ。
Switch
リーズナブルな価格で購入可能なニンテンドースイッチは、比較的入力遅延が大きい。他機種とクロスプレイのできる、対戦型のオンラインゲームではあまりおすすめできない。
スマブラやスプラトゥーンをする際に、かなり入力遅延を感じました。スイッチしかプレイしたことない人なら、あまり遅延を感じ取ることができないかもしれないですが、一度PCのゲームを体験すると、その差が垣間見えると思います。それでも任天堂のゲームはかなり魅力的ですよね!
遅延を抑える方法
デバイスを高性能なものにする(全機種共通)
モニターやコントローラーなど、応答速度の速いものを使用することで本来のスペックを引き出すことができる。
モニターを例に挙げると、0.5ms(0.005秒)であれば応答が速い方である。ゲーム機本体の絶対的な応答速度の壁はあるが、なるべく最適な環境でプレイするためにもデバイスは揃えておきたい。
低遅延設定を施す(PS4,PCなど)
PCやコンシューマー機器では低遅延設定をすることが出来る場合がある。
例えば、PS4では「設定>システム>HDMI機器制御, HDCPをオフ」の順で設定すると遅延が減る。
回線を改善したいなら
回線で遅延が発生している場合は、こちらの記事で詳しく解説している。
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